教育研究員については、以前書いた通りですので、まずはこちらを御覧ください。
今回は、教育研究員の雇用契約書(雛形)を入手しましたので、皆さんにお知らせします。この契約書に関しては、機密文書に該当しません。
市教委からも「誰に見せてもいいよ」ということなので皆さんと一緒に考察しましょう。情報公開の対象ですらありません。
まず、教育研究員は元校長に対し、市教委が一本釣りの直接雇用をしているため、(合法です。)求人として表に出てきません。市教委の担当者が言うには、元校長が断った場合にはじめて求人募集としてWEBに出すとのことです。
因みに今までにWEB上に出した実績は一切ありません。
なので、事実上、裏求人!?と言えば言えそうですが、言い方次第でいくらでも悪く言えるのでそのあたりは各自にお任せします。
そもそも市税を元とした求人募集についてはどの公務員も公にされています。市役所で働く正規職員の給与も分かりますし、非正規雇用の方の給与も分かります。教育長の給料から市長の給料まで公開されています。その理由は、単に「公務員」だからです。
それじゃあ、見ていきましょう。
どどーん。
月給をみてみると週四日勤務で172171円。一週間30時間なので、四週間で120時間。172171円を120時間で割ると、、出ました、時給1434円です。
次に週五日勤務と換算すると、37.5時間、それが四週間なので、160時間。1434円を160でかけると、229400円となります。大体平均月給相場23万程度が教育研究員の月給と言えそうです。
60を超えた人たちの事務作業が月給23万に値するのかは、、僕はなんとも言えません。相場として高いのでしょうか。低いのでしょうか。まぁ、こんなもんなんでしょうか。60過ぎた人たちの再雇用先って、一旦外に出てしまえば、時給800円~900円とかの世界もありますよね。
ボーナスがいくらもらっているのかは興味深いところなので、今度市教委に行ったときに訊いてみようと思います。そうすれば年収ベースでいくらなのかがわかると思います。ボーナスももらえるなんて、なんて恵まれているか。。と言われる方も多いでしょう。
さて、市教委に彼らの残業時間を尋ねたところ、残業は一切していないとのことです。タイムカードすらなく、勤務時間が終わったらすぐに帰っているという話でした。
この応募資格の「教育に関して深い知識を有する者」っていうのが、まぁ、なんというか、
以前の情報公開請求で得た市内全小中学校勤怠表をみると違法残業が発生しまくっている学校ばかりでしたよね。80時間、100時間オーバーも珍しくありませんでした。
校長は「教育に関して深い知識を有する者」であるはずなのに、いったいなぜ業務削減や労務管理は進まないのでしょうか。ずっと違法残業は放置されています。
(まともな)民間の管理職であれば違法残業を減らすことのできなかったポンコツ管理職として烙印を押される可能性もあるような気もしますが、それは学校という特殊異端な場所なので、比較はできないのでしょうか。
それとですね、教育研究員の仕事はいったい何かというのが、あまりに漠然としていて、つかめません。カウンセリングもしたり、資料の準備をしたり、各種研修の企画をしたりという話でしたが。
教育研究員という名前なんですが、何か特別に研究をしていることはないそうで、学術的に値するアウトプットは一切していないとのこと。じゃあ、研究員という名前がよくないんじゃ、、という話題も出たくらいで、個人的には元校長様にやってもらえる高潔な事務作業のような印象を受けました。あとは若手の自主研究員に対する論文指導が仕事です。(前のブログにも書きましたが、尾張旭市では完全な任意ですので、書かなくても問題はありません。)何より驚愕したのは、元校長というだけで、彼らが評価に値する論文を書いたとかいう事実は一切ないということです。ということは論文も書いたこともないし普段から学術的な論文を読みこなしているわけでもないが、一度校長を経験すれば「教育に関して深い知識を有する者」になるので、若手の論文を指導できるようになるという理論の元、論文指導が行われているのです。
また、自主研究員の人たちは、教育に関して深い知識を有する者達からどのような貴重なご指導を承ることができたか、教えてください。
話は変わり、適応教室の先生の契約書ももらってきたので、一緒にみてみましょう。
どどーん。
内容は、、、教育研究員と同格です。
ということは、定年後の再雇用先としては、教育研究員とともにSランクをつけることができそうです。
定年が近い先生方、出世ルートを目指そうかと考えている先生方は是非、参考にしてみてください。