市内小中学校のホワイト表彰(令和2年度10月編)

令和2年度10月の市内のホワイト順位をつけようと思います。人数は45時間以上残業をした人たちです。

小学校で一番残業が少なかった学校は、

一位 渋川小学校 1名

二位 旭丘小学校 6名

三位 旭小学校  8名

 

です。一位の渋川小学校は、45時間以上残業をした人がたったの1名という素晴らしい結果でした。二位の旭丘小学校でも45時間以上残業をしている人が6名もいます。旭丘小学校の合計25名のフル教員のうち6名なので、割合でいうと、フルタイム教員の24パーセントが45時間以上の残業をしていることになります。二位でこれです。

名前は伏せますが、ワースト2の45時間以上残業の人数を言います。

ワースト一位小学校  19名

ワースト二位小学校  18名

これらの小学校では9割近くの人が45時間以上の残業をしています。

もはや恐怖です。※公立学校において、残業は超勤四項目を除き、禁止されています。(超重要)

市教委の方の話によると校長会等で残業を減らすようにと伝えているそうです。なので、一義的な責任としては、校長にあると思いますが、これって校長は市教委を軽視してるんでしょうか。全然減らす気がないですよね。

驚くことがもう一つあります。

このワースト二校のうち、校長自身がまっさきに職場から退散している職場があります。9割の人たちが45時間を超える残業をし、苦しんでいる中真っ先に校長が帰宅している。一体そんなことが許されていいのでしょうか。勤怠データでもそれが明白に表れています。

当該校長はなぜ本気で違法残業を減らそうとしないのでしょうか。今後組合としては、校長の責任を追及したいと考えております。

校長として違法残業を減らす手法は2点です。

1、校長主導の元、業務削減を粛々と行っていくことと

2、校長もしっかりと実務をすること

実務(仕事)もしない、業務削減もしない、のでは、いったい何のために校長は学校にいるのでしょうか。しっかりと違法残業撲滅に向けて舵を取るべきです。

ちなみに中学校では、3校のうち一番勤怠がよかったのは

1位 西中学校

 

です。ちなみにワースト1の中学校だと100時間越えが5人もいます。過労死基準です。

校長先生は責任追及されないためにも、しっかり労務管理をしてください。

組合どうこうではなく、同じ「人として」お願いします。

そもそも根本的に思うのは、労務管理や業務削減をしようとしないのに、なぜ校長を志したのかということです。トップが腐っていたら、いい学校にはなりません。

私は根本的には学閥主義の校長システムに問題があるように思います。要は、校長の名誉や給与だけ欲しいが、仕事はしたくないという利権構造そのものが違法残業を生み出していると思うのです。皆さん、勤務時間内に終わらない研究授業、部活、論文、重い分掌、研究会等を押し付けられて嫌な思いをすることもあるかもしれませんが、そもそも違法残業なんて減らす気ないんですよ。こんなもので破滅を招き、うつ病になったり過労死したり、家庭不和になったら、あほくさいと思いませんか?自分がどれだけ傷ついても本来責任を取るはずの校長というボスは痛むこともなく、年間100万以上の校長手当を貰い続け、天下り再雇用していくのですよ??

自分たちでできる限りベストを尽くし、早く帰宅しましょう。

何度もいいますが、教員に残業は認められていませんし、勤務時間内に終わらない仕事を押し付けることも禁止されています。納得いかないケースがございましたら、当組合までご連絡ください。

今回は、あまりに労働時間の削減が進まないので、少し感情的になってしまいました。過労死やうつ病による休職等、二度とこういうことを起こさないためにも、校長先生方は一度「業務削減」について真剣に考えてみてください。