学閥とファイヤートーチトワリング 改訂

今回のテーマは壮大です。

愛知県に存在する学閥問題ファイヤートーチトワリングの関係性についてまとめたいと思います。

私の理論ではなくtwitter上の論点のまとめになります。個人的には面白いなと思いました。

今回の目次は、①学閥について ②ファイヤートーチトワリング事件について ③その関係性について

という項目でまとめます。

 

①まずは学閥問題からです。ざっといきましょう。

学閥は愛知県全域に広がる問題であり、校長の7割弱程度は愛知教育大学出身の人で占められています。

昔はほぼ10割(完全?)が愛知教育大学出身の校長だったみたいです。

校長になると年間120−150万位年収が増え(手当、加算ボーナス)、優遇された天下り先も確保されます。

まぁざっくり、4年やると500万程度のプラスアルファが貰えるわけです。

さらに、職員が馬車馬のように慌ただしく働く中、実務も免除されます。

(正式には職務専念義務が校長にも適用されるのですが、そもそも仕事を「校務分掌」と都合の良い言葉で適当にパッケージングして現場にフルで投げているので仕事がありません。また、現場が違法残業をしていても、休憩時間が取れなくても、知ったこっちゃねって感じで見て見ぬふりをするのがデフォルトです。決済事項もそんなにないです。)

また、教育委員会ポストや各種研究所関連も学閥が強い傾向にあります。

あとは、教育振興会といった学閥の外郭団体。こちらも学閥の校長が天下りして報酬を得ます。

愛知県の教育委員会は振興会に補助教材を発注しており、競争もありません。はじめから発注先が決まっています。

例えば理科ノート。本来であれば学年担当の教員達が補助教材を自由に決められるはずですが、

教員が選択する余地もなくもうすでに理科ノートは採択されていて振興会に市教委が発注しています。

愛知県広域で理科ノートを発注したら物凄い額になると思います。

他にも道徳冊子、健康記録診断の冊子、教育論文関連とか、いろいろ振興会が独占する絡みはありますが、このへんで今回はやめときます。

このように、学閥は外郭団体にまで広がっています。

 

②次に最近のファイアートーチトワリングの状況についてです。

2019年7月、名古屋市守山区の守山東中学校で、野外学習で披露する「ファイアトーチ」の練習中に生徒が火傷をする

事件がおきました。ちなみに、守山東中学校はうちの尾張旭から7kmくらいの近さにある隣市の学校です。

経緯を簡単に説明します。

1、生徒の服に火が燃え移る

2、担当教員がそれは罰だったかもしれないねと発言

3、学校は教委に報告せず、隠蔽しようとし、両親は刑事告訴をする

4、なぜか家族が悪いということになり、家族は様々な嫌がらせを受けるようになる。

5、火傷をおった生徒はそれから不登校になり、下の妹達も引きこもり状態になる。結果、県外に引っ越さざるを得なくなる。

 

といった事情でした。

ご家族の方にとっても、とても気の毒なことだったんじゃないのかなと思います。

怪我した後も引越しを余儀なくさせるほど精神的な苦痛を受けたのは知りませんでした。

しかし、新たな展開が生じるのです。

6、指導していた男性教員が書類送検へ。

おおおぉー。きたきた。

トーチの灯油が絞り切れていないことや、消火用のバケツの数が少なかったなど、担当教員は安全対策を怠ったとされ、

業務上過失致傷の疑いで書類送検へというわけです。

学校は安全への意識は欠如していると思います。いつも同じような事故を繰り返し続けています。

また、ファイヤートーチトワリングをやめようとしても、前年踏襲をしないと発狂するヒステリック集団がすぐ現れます。

キャンプの担当になったとしてもおいそれとやめましょうと言えないのは、同じ教員としてよく分かります。

やめるといったら総スカンをくらうわけです。

そして、またここでもそうです。校長は一切責任を負わない。

もちろん現場担当が一義的に問題があったのかもしれませんが、計画の段階でファイアートーチトワリングをやることは

当然知っていたはず。ここでも校長は無風です。一体いつになったら彼らは責任をとるのでしょうか。

安全配慮は校長が率先しないといけないのです。

 

③さて、その学閥とファイヤートーチトワリング事件での関連性という話に移りましょう。

私はこの論点をきいたとき、何を言っているのかわからず、頭の中が?????の状態になりました。

まずですね、ファイヤートーチトワリングの特質について話をします。

そもそもファイヤートーチトワリングって、ものすごくマイナーな披露演技なわけです。

東海地方でも、やっているのは愛知県だけという超マイナーなものです。

愛知県に他県から赴任してきたとして、野外合宿の担当になったとしますよね。

その時になにか夜に活動をしなくちゃいけないとなったときに、何も知らないまま、

「あ、ファイヤートーチトワリングやりたいな。」って、思わないんですよね。

なぜなら、そんな火の玉を振り回す演技、普通知らないから。

せいぜい、焚き火を囲んで、歌を歌ったり出し物をする程度じゃないですか。

何が言いたいのかというと、

「こんな超マイナーなしかも危ない演技物、だれか広めようとしないと愛知県全域に広まるわけないじゃん!!」

って、ことです。

偶然ですね、皆が「ファイヤートーチトワリングやりたいな」なんてこと、あり得ないんですよ。

これを広めた組織や団体があるはずだ!!ということが主題のテーマ回収であり、

その黒幕が愛知教育大学関連だろうというのが今回の結論です。

ファイヤートーチトワリングが実施されたのは、1960年代−70年代くらいじゃないかと言われています。

その時って、愛知教育大学が今よりももっと学閥として強固で全域に校長を独占していたりと、

べらぼうにやりたい放題していた時代です。

そして、全域に広がるには、「愛知教育大学関連」以外にあり得ないんですよね。

今みたいにインターネットもない時代です。

そこが根となり、ネットワークで全域に広がったとみるのが、自然なのかなと。

また、仮に土着的な火を使った伝統文化がルーツなのであれば、その地区のみにしか広がらないですよね。とすると、

全域にまで広がるには、そこまで伝播させる影響力のある団体の力がないと無理じゃないのかなと。

それは、ちょうど愛知県で広がった「理科ノート」のように。。。

 

というわけです。

 

ちなみに自然の宿泊施設関連のポストは元校長の天下り先だというのは、教員の中では結構有名な話でした。

今もそうじゃないですかね。

個人的には50年も前のことで証拠を得ることは難しいので、学閥が黒幕と断定するまでの証拠を集めることは

難しいのかなと思ったりもしますが、学閥が企画をしなくとも、学閥でまとまっているから伝播が良すぎたっていう側面もあるのかなと。

まぁ、ファイヤートーチトワリングが広まった理由として、愛知教育大学関連の組織が絡んでるのは間違いないでしょう。

岐阜県や三重県には伝播していないので母体はそこで、愛知県と名古屋市は本来別々の自治体なのに同様にファイヤートーチが広まっているところをみても

根幹の愛知教育大学周辺が怪しいとなるわけです。

あと重要な要素として、愛知県内の自然の家も、岐阜県の自然の家も、他県に開放されていますが、その中でファイヤートーチをするのは愛知県の学校だけなんですね。

 

学閥というと利権絡みに聞こえますが、うーん、ファイヤートーチを増やして儲かるところはどこだろうと考えたときに、(金の動きは大切です。)

twitter情報によると、

[愛知キャンプカウンセラー協会(ACCA)は、平成26年(2014年)より愛知県教育・スポーツ振興財団の下部組織となっています。

その中には野外教育センターも含まれています。]

愛知県教育・スポーツ振興財団は、校長の再雇用先が割と多いところだったと思います。そして、県内にたくさんの施設を持っています。心の相談事業もやっています。

この愛知県教育・スポーツ振興財団はキャンプカウンセラー協会ってのをもってて、ここの活動の一つとして、ファイヤートーチの普及活動があります。

ちなみに、このキャンプカウンセラー協会っていうのは、テナントを借りて運営しているみたいで、愛知教育大学の学生をつかって活動しているみたいです。

テナントも超安くて7万くらいだとしても、毎年100万以上は経費がかかるんですよね。雑費合わすとどうなんだろ。

全て寄付金で運営されていれば別ですが、愛知県教育・スポーツ振興財団から、業務委託契約のような形になっているんじゃないかなと推測できます。

「公益法人」は手が出し辛いですね。

事業計画、貸借対照表を見ても細かい項目がないのでわかりません。役所に情報公開するのとは違って、ブラックボックスになっています。

プロ市民の方、マスコミ界隈の方、誰か、わかる人教えてください。

 

さて、今回の事件をもって、より安全安心な学校作りを求めていくのは、当組合の使命だと感じました。

私たちも安全な学級経営を常に心掛けましょう。

被害者の家族にとって、良き生活が一刻でも早く戻るよう、応援申し上げます。