まず尾張旭市内の人事システムについて説明します。
愛知県教員採用試験に合格後、新人の小中学校教員として運良く!?尾張旭市に配属されますよね。
さて、新人として学校に赴任すると、恒例の勧誘があります。
それは学閥組織もしくは教友会に加入しないかという誘いです。
学閥組織・・・愛知教育大学出身者のみが加入できる組織
教友会・・・愛知教育大学以外の出身者が加入できる組織。 |
学閥組織の方は、同窓会と言ったりもします。
このどちらかの会の勧誘が行われるわけです。
※教友会がない市町もあります。また、学閥外を「傍系/傍流」と蔑視する地区もあったりします。
私のケースをお話します。私は愛知教育大学卒業ではなかったので、教友会の勧誘がきました。
こんな感じです。
教員Aさん「先生って、大学はどこなの?」
私「あ、東京の方の大学です。」 教員Aさん「そうなんですね。」※ここで学閥外の人間であることを確認 数日後、 教員Bさん、「教友会っていう教員の勉強会があるので、加入しませんか?」 私「え、なんですかそれ。」 教員Bさん「休日とかに集まって、教師が集まって勉強会とかをしている会なんだ。よかったら入らない?」 という感じです。 |
勧める方は「教師の勉強会」としかいいません。
おそらく学閥組織の方も、「同窓会」としかいわないでしょう。
実はこれらの組織は市内の四役人事(校長ー教頭ー教務主任ー校務主任)の元となる組織であるというのが本当のところです。
愛知県全域で、四役人事は学閥ー教友会システムを元に決められていきます。(ない場合は学閥一強なだけです。)
もちろん学閥が圧倒的に強く、校長のシェア率は相当なもの。
教友会の人たちはそのおこぼれにあずかっているそんなイメージであっています。
学閥組はほぼほぼ校長に上がれるのに対し、教友会は教頭止まりでストップすることも日常茶飯事。
学閥組織の先生方は、自分たちが出世において、優遇されているのは、100も承知です。
また、教友会の先生も、自分たちが出世において、不利なレースであることもわかっています。
力関係は学閥組織>教友会と歴然としています。
まぁ、こういった出世の会に参加するかという誘いが、新人教師のスタートにあるということです。
ちなみに私は、どうだったかというと、
教友会を断りました。
理由は、この話を予め知っていたからで、教友会に入って、校長に上がれないリスクのある不利な出世レースに10年もの間費やすことがアホくさいと思ったからです。
なお、出世ルートが一番早いのは学閥ルートの女性教員です。これは、データとしてもスイスイと校長まで難なく上がれるケースが多いです。
対して、教友会は校長になれないことも珍しくないです。
あと、一般論として、四役スタートの校務主任になる年齢は早ければ早いほど有利です。
今回は新人さん向けのブログなので、このへんの話はまた後日ブログにまとめようと思います。
あ、そうそう。二つの組織、両方とも年会費が必要です。
<年会費>
学閥組織の方は「4400円程度」 教友会の方は「4000円(2000円徴収を2回)」 |
さぁ、あなたの人生の選択が年初に待っていますよ。どのように選択しますか??( ^ω^ )
一つ言えることは、元々出世を考えない人、もしくは出世ルートから外れた人は、加入するメリットは一切ありません。
とっとと脱退した方が、いいですよっと。もちろん初めから加入しないことが最善策ですが(無駄な会費を支払い続ける必要はありません)。
あと、新米の先生は「これを断ったら職場で悪くされるのではないか。」と心配されるかもしれませんが、
断って全然OKです。
未加入者や脱退者は少なくありません。
加入を勧める人もまぁ仕事だからやっているだけで、あなたが加入しても加入しなくても何とも思っていませんよ。
本来、公務員の人事は公平なシステムでないといけないはずなんですが、、。
当組合は公平な人事システムの構築を今後も要望していくつもりです。
学閥ー教友会関係なく、公平に出世していける在り方が必要なのではないでしょうか。
それでは、新人教師生活がうまくいく様、
グッドラック!