市内小中学校のホワイト表彰(令和3年度4月編)

令和3年度4月、全市内小中学校の勤怠が良かった学校を表彰したいと思います。

まずは、小学校から。

1位、渋川小学校

2位以下は酷すぎて、今回表彰できません。

次に、中学校に移ります。

1位 西中学校

2位以下は酷すぎて、今回表彰できません。

 

働き方改革が始まって、何年経つのでしょうか。一向に働き方改革が進みません。

「校長が労務管理や業務削減に消極的だ。」という意見が複数当組合に寄せられています。

何度も同じことを言いますが、

教員は原則、残業が禁止されています。(労働基準法により)さらに今は在校時間の縛りができ、月に45時間以上の在校時間、年に360時間(月平均30時間程度)以上、在校させてはなりません。給特法改正時にガイドラインが法的根拠のある指針となりました。

これは私たち側の問題ではなく、管理職側の守るべき法律事項です。私たちが違反しているのではなく、違反しているのは教委、校長、教頭です。この論点は、重要です。いつも管理職の先生方と話をすると、決まってこちら側に問題があるような言い方をされます(教員のサービス残業で学校を回してもらってこれですよ??違法な超勤四項目外残業の実態は無視します。)が、それは違います。教委や校長が教育職員の業務量の適切な管理を行うとしっかり明記されています。

※参考「公立学校の教育職員の業務量の適切な管理その他教育職員の服務を 監督する教育委員会が教育職員の健康及び福祉の確保を図るために講 ずべき措置に関する指針」の告示等について(通知)

労働者の労働を勤務時間に収めるのは管理職の責務であり、厳密に言えば、勤務時間に終わらない仕事を押し付けた時点で違法行為であり、黙示の残業命令というやってはいけない行為です。民間や他の地方公務員の労働事情を見ても、労務管理をするのは管理職であり違法残業が生じるのであればその対応をするのは管理職側であって私たち労働者ではありません。なぜ、勤務時間に終わらない内容の仕事を振られて、さらに私たちに問題があるとされるのか。

皆さんの職場はどうですか?

「みなさん、最近在校時間が長いようですので、早くおかえりくださいねぇー。」

と言ってるだけが労務管理じゃないですよ?業務削減じゃないですよ?

ルールを遵守し、残業がないような職場を作ることは管理職として最も重要な命題です。

この勤怠状態で、うつ病や過労死が生じれば、校長の責任は免れないと思います。だから、管理職の先生にとっても勤怠を改善しないことは、リスクのある行為だと助言しています。

・校長は職員が過ごしやすい職場を構築する安全配慮義務があること。

・そもそも教員にとって、残業そのものが違法であること。

・さらに在校時間の上限を違反することは、問答無用で違法確定。言い逃れは一切できないこと。

を、今後組合として、何度も訴えていきたいと思います。

4月は繁忙期と言われるので斟酌する部分はありますが、それにしてもこの勤怠は酷すぎる。

管理職になりたかったのは、皆が過ごしやすい職場を作りたいからじゃなかったのか。

業務削減や労務管理は私たちができない仕事であり、だからこそ、違法残業に真摯に向き合い違法状態を即刻改善していただきたく、当組合は市内校長会及び市教委に強く要望します。今の勤怠状況は、鬱病休職や過労死が起きても不思議ではない危険な状態にあります。そういう問題が発生したときに、どうせ教職員に責任を押し付け逃げるのは昨年の経緯からして明らかなので(詳しくはこちらも伏せますが。)、しっかりと労務管理した方がよくないですか??

現状の学校は校長をトップとしたトップダウンの組織となっており、あらゆる意思決定は校長にあります。職員会議は校長が決めたことの再確認に過ぎません。全員が定時で帰宅することができるシステムそのものを構築すること。それができるのは校長だけです。

職員の勤怠について「勝手に残業しているだけだ。」という教職員に対する誤った態度を改め、まずは違法残業まみれの現実と向き合っていただきたい。そして、各種法規や日本全国の業務削減事例を学び、地道に行動に移していって頂きたく、お願い申し上げます。

改善案は文科省のHPにたくさん載っていますし、他の教育委員会も開示しています。参考にできることはいくらでもあるかと。。。

SNSを使う20代、30代の意識の高い系先生方は、すでに色々知っていたりもするような気もしますが。。とても大人ですよね。( ^ω^ )ですが、我慢大会をするために学校に来ているわけではないので勇気を持って行動していってくれることを願っています。

それではみなさま、自分の体調だけでなく隣の先生の体調も気遣いながら、夏休みまでがんばっていきましょう。