それでは質疑応答編に移ります。必ず前の市交渉結果①もチェックしておいてください。
議題)修学旅行時のバス内休憩の件について
輪番制で休憩を取るということですよね?実際やれるとおもいますか?
市教委回答:二人いれば、もう片方の先生が休憩をとりつつ、児童生徒に対応をすることができると考えている。
喧嘩が起こった、嘔吐した、といったトラブルに対しても対応できるのか。弁護士にも確認しているが、「休憩時間というのは移動の自由がなければならない。」んです。移動の自由はないですよね?拘束されていますよね。
市教委回答:「はい。県の教育委員会とかにも回答の確認をさせてもらったのですが、まぁこの部分でということで頂いているところもあったので、僕たちの回答となってしまっていますが、、。」
事後に取れなかった部分を総括して、振替簿による振替をしていただきたいが、可能か?
市教委回答:「色々なところで確認した回答なので、今ここで変えると即答はできない。」
修学旅行は行って帰ってくるまでが、勤務である。指導主事もわかってますよね。夜間に対応しなければいけないこともあったり、するわけですよ。
市教委回答:「ご意見ありがとうございます。」
結局今のところ、そういった休憩時間がとれなかった場合、きちんと精算されていませんよね。勿論校長によってなのかはしれないけど。教育委員会は、学校と一緒になって、適切な管理を行う必要があるので、精算していただきたい。校長には、安全配慮義務がある。校長によって、振替に消極的な人もいれば積極的な人もいる。また、教職員にも言い出せる人と言い出せない人もいる。また、民間で出張した際に、イレギュラーな仕事が発生した場合、精算するのは当たり前の話であり、発生した分を振り返ることは、なぜ難しいのか?
市教委回答:「正式には、、。」
県教委まで話が及び、正式に振り返るということが難しいのであれば、市の校長会のところできちんと振替していこうねで、話は終わりだと思うのだけれど。
市教委回答:「回答は先ほどの通りなので、今頂いた要望は承ります。」
議題)プール廃止について、ネオクロールについて
プールを中止する判断が遅かったのでは。瀬戸もやらない、名古屋もやらない、尾張旭は真ん中に挟まれているから、中止にせざるをえないと校長は言っている。他地域の判断を見て動くというのは、自分たちの意見はないのか。
市教委回答:プールに関しては、水の事故防止のための安全指導もしなければならない。2年連続でプールをやらない問題点。例えば1年生だった児童は2年連続になると、小さいプールの経験がないまま大きいプールにいくことになる。そういったこともふまえていくと、本当は実施した方がいいんじゃないかなぁということもあったんですが、だけど密集密接が妨げれないとか、水中から上がってすぐにマスクをするというのも不可能ですし、マスクの保管場所やタオルの保管場所を考えていくと難しい状況にあると、総合的に判断してやめようということになったので、おっしゃる通り判断が遅くなったのかなというところはあります。
やりたいとう気持ちよりも、安全を優先すべきと考えるべき。
昨年、授業ではプールをやらないけれど、ネオクロールを入れるということになった。市民のための水ですよね?
市教委回答:学校で子どもたちが入ることはないです。
ということは学校保健法は適用されませんよね。市民のためとなったその瞬間から、学校保健法は適用されないんです。今年もネオクロールを入れなければならないですよね。
市教委回答:お願いしております。
誰が入れるんです?管理職?
市教委回答:学校の方にお願いをしているので、管理職の方でやるということです。
昨年度は教員がネオクロールを入れて回している学校もありましたよ。
市教委回答:。。。
だめですよね。本来は学校施設の管理は市町村教育委員会なんです。
市教委回答:そのあたり、もう一回確認しておきます。
議題)学校訪問の指導案作成業務について
学校訪問の指導案作成業務は、定時で帰ることを前提で行うということでよろしいでしょうか。勤務時間中に終えれますかね?集団下校をさせても、早くても15:45分である。高学年においても、授業準備と同時並行して指導案作成をしていくのは、間に合わせれない。学校訪問は指導案なしはだめですか?
市教委回答:尾張旭市主催の学校訪問については、指導案はなしにした。事務教が主催については、来年度移行は意見をしていく。
学校訪問の指導案や初任研や各種レポートの作成業務は、違うところから仕事が降ってくる形で責任の所在がはっきりしない。本来は違法残業が発生したら、振替をしないといけないはず。その責任は誰が取るのか。
市教委回答:「学校の責任者は校長なので、校長です。」
議題)FBC廃止について
昼の休憩はとれてますか?取れないことも多いですよね。
花壇の世話をしている校務主任は、休憩をとれていないことが多い。
市教委回答:こちらとしては、休憩をとって下さいということでお願いしている。
花の世話は休憩時間じゃなくてもいい。なぜ、彼らは休憩もせずに、花の世話をしているのか。
市教委回答:善意が出てしまっている部分もあるのでは。
校務が庭の世話をせざるを得ない状況ですよね。
FBCをなくせばいいんじゃないですか。市教委が主催しているんだから。
市教委回答:こちらについては検討していきます。
入り授業が少ない実態がある学校もある。FBCから撤退すれば、時間を有効に使うことができる。校務の先生は言わないけれど、こんな庭いじり教師の仕事じゃない。と思っているのが本音ですよ。
議題)市教委の行った業務削減について
業務削減について、もう少し詳しく教えてほしい。
市教委回答:出欠確認アプリの導入、給食費の徴収(11月分から)は明示できる。
夏の研修を現職研修委員会といふ委員会を共催にして、日を減らすことや学校訪問。
各種調査を市教委でなるべく回答していくようにしている。
議題)労務管理や業務削減に消極的な学校について
学校の校長は舐めていて、守る気がない。校長によって温度差がある。それぞれ学校の実態や校長の実態が全然違う。ケースバイケースである。市教委は校長と面談してそれぞれの処方箋を処方していかなければならない。一律に校長会で「お願いしますねー。残業減らして下さいねー。」ではなく、それぞれのケースに応じて、市教委が一緒に考えていかなければならない。校長と面談して業務削減を進めていってほしいが。
市教委:はい。
議題)掛け軸について
使われない掛け軸の件については学校が欲しいと言っているから購入しているのですか。
基本的に学校から要望があったので買っている。
校長にはグループがあって、そのグループでうちだけかわないっていうことはいかない。っていう話でしたが、どちらが正しいですか。
市教委回答:確認しないと。。
確認してください。
議題)学校訪問時のご指導について
学校訪問時の特設授業では休憩時間にまたがって、指導がおこなわれる実態がある。任意であることをしっかりと周知してほしい。
確認しますが、指導を受けるかどうかは、任意ということでいいんですよね。
市教委回答:はい。
議題)コロナ期で行われたレクリエーションついて
○小学校で、コロナの中体育館でレクをして、クレームをうけた。指導を行ったと言ったがどのような指導をしたか。
市教委回答:去年の10月付ですよね。実施の状況を確認し、校長にお話をします。
したんですか?
市教委回答:現在進行形です。
該当者が散ってしまいますよね。
市教委回答:はい。
現在○小の校長じゃなくなったので、難しいですよね。市教委の指導が伝わっているのか。具体的にはっきりと、回答をして下さい。
議題)学校訪問時のご指導に付随して、振替簿を活用せよという論点へ
研究授業でご指導いただく件ですが、それは任意ということでいいですか?ということは、出たくないなら出たくないということですよね。あと、任意だとしても、休憩時間に指導が入ってしまったときは、どういった取扱になるんですか。
市教委回答:本人が休憩時間でもういいといえばそれで終わりです。
振替するのか振替しないのかという話をしていて、例えば若手の初任がご指導の最中に「私休憩時間なので、終わりにして下さい。」なんてとても言えないですよね。休憩時間に出た場合は振替するのかしないのかどっち?
市教委回答:。。。10分とか5分とかはみでちゃった場合ってことですか。
はい。
市教委回答:。。。
(無回答)という意味で、振替簿を柔軟に使えれば、そういうことにも使えられるし、色々な難しい取扱も対処できる様になる。使わせないような振替簿じゃなく、皆に使ってもらえるようなものを構築してほしい。もしそれができないなら、当組合としては、細かな取扱について訊いていくことになる。訊いていくと、これは違法だよねってことになっちゃうから、振替簿をうまく活用してそうなる前に対応してほしい。
議題)土日の部活時にしっかりと打刻されていない件について
若手について指導していただけるということですが、実際の現場では、土日の部活をしても「あとから管理職からとやかく言われることがめんどくさいんで打刻していないです」と、話を打ち明ける教師もいる。面談をしたという証拠となる書類を作成しているのか。
市教委回答:在校時間等の一覧の中で45時間以上の該当者については面接し記録するようになっている。打刻をしないというのは労働時間を管理するのに問題があると捉えている。
偽装のような逃げ道ができてしまうので、管理職は労務管理をするという立場上、上からとやかく言われるからという管理手法にはならないようにお願いします。
市教委回答:ありがとうございます。
という一連の流れでした。その後にも色々と話をしましたが、
部活を定時でさくっと終わりたい場合は「校長」のみならず「市教委」も後ろ盾となって、しっかりと勤怠を守ってくれるということを言って頂けました。
私たちは休憩をとらなければなりませんし、定時を超えて働くことも断れる状況にあることを再確認しました。
なので、サービス残業状態で部活をやるのが嫌な人は、管理職の先生や市教委に相談してみるといいと思いますよ。
もちろん「あさぴい」でも構いませんが。