悪名高き理科ノートを廃止せよ

4月初めにですね、小学校の先生は漢字ドリル、計算ドリル、資料集等を学年で話し合って決定し、業者に発注をしています。そういった教材、簡単に言えば教科書以外の書籍を、副教材といい、学年の先生が自由に選定できるわけです。

しかし、その中で一つだけ、異端な副業材があります。それは

悪名高き、理科ノート

です。

なぜか理科ノートだけは、振興会が作っている理科ノートを使うとはじめから決定されていて、学校全体で理科ノートを発注しています。

なので3年から6年まで理科ノートに関しては学年で話し合うこともなく、理科ノートは振興会のものと決まっています。

それでですね、この理科ノート、使いやすければいいんですが、フルカラー印刷でもなくとても使いにくい。だらだらと目当てやまとめをかかせ、コンパクトに情報がまとまらない。

じつは、理科ノートは教材のプロが作ったものではなく素人が作ったものなんです。なので、専門の装丁デザイナーもいなければ、中身も読者目線に立ったものとはとても言えません。視覚的なデザイン性や情報の集約性がすこぶる悪いので、やる気も湧きません。ダラダラと、子どもに忍耐を強制するだけの悪名高き教材となっています。

なぜ、この使いにくい理科ノートを使うことが強制されるのでしょうか。

それは、振興会が発行しているからです。

愛知県の校長の7割弱が愛知教育大学という学閥で私物化されていることは、愛知県教育委員会も正式にデータとして公表済みです。色々な書籍でも、愛知県の学閥問題に書かれているものはたくさんありますよね。

え・・学閥問題と振興会ってつながりがあるの?と思ったあなた、実はですね

振興会は学閥の人たちが作った外郭組織なのです。なので、振興会には脈々と学閥の退職校長が天下っていきます。利権組織に他なりません。

なので、学校単位でドカンと振興会にこの超絶使いにくい理科ノートを発注するわけです。

7割弱の校長はそもそも学閥組織の役得として、校長に上がっているので、学閥上層部に忖度します。みんな学閥の中で力のある校長がここに天下っていくことは知っています。

そして、この振興会はどうやって理科ノートを作っているのかというとですね、

教師に作らせています。

ま、簡単に言えば振興会は、教材会社のようにプロ並みの教材を作る能力がないわけです。そして、学閥組織とツーカーの中(振興会の天下り校長は、学閥校長の先輩にあたる)なので、学校から教員を派遣させて教師に作らせているわけです。タダで作らせているんですよ。すごくないですか?これ。

先ほど、素人が作っていると言いましたが、その答えは、教師が作っているからという意味です。普段仕事に追われる教師が、言わば片手間で作っているのが理科ノートであり、質は低いのは言うまでもありません。

この振興会の理科ノートの錬金術をまとめましょう。

1、学閥主体でまとめて理科ノートを愛知県広域から請け負う。

2、教師に理科ノートを作らせる。(開発費用タダ)。

3、印刷し学校に送りつける。

この錬金術考えた人、超すげぇ。。

 

次に、やっぱりいけないことだと思うので、ダメな論点を整理します。

1、なぜ関係のない外部団体にすぎない振興会と教育委員会や管理職がつながっているのか?忖度してるのか?という点。

2、一任意団体である振興会が作る理科ノートに協力するため、教員が職場を離れ出張をしたりするのは職務専念義務違反にあたるのでは?という点。

3、その移動に旅費(公費)が使われるのはおかしいのでは?という点。

4、なぜ他の選択肢は除外され、はじめから振興会の理科ノートを使うということが決まっているのかという点(不審すぎる。。)

5、教師にタダ働きをさせ、学閥主義の圧力で一括受注しているのは、利益供与にあたるのではないかという点。

6、最後に、その使いにくい理科ノートのお金を支払うのは保護者であるという点。

特に6は重要で、費用負担をするのは、市でもなく、県でもなく、保護者なのです。

保護者が愛知教育大学の学閥利権のための手抜き教材に出費させられているという、超絶とんでもないことが愛知県広域で行われています。はっきり言って異常事態です。保護者は怒っていいんじゃないですかね。

それでですね、私たちあさぴいは、尾張旭市教育委員会にこの問題をぶつけてみたんですよ。

そして、正式な回答を得ました。これからお伝えするのは、認証済みの尾張旭市教育委員会の正式回答です。

「理科ノートは、振興会のものを選ばなくてもいいよ。違う会社のものを選んでもいいよ。by 尾張旭市教育委員会」

いや、このまさかの、えっいままでも振興会のやつを選べなんて言ってないよ?的な笑笑

尾張旭市内の大半の学校で振興会の理科ノートを一括採用している時点で、学閥や振興会やらの圧力を感じるわけですが、うちの歴史に残るアバンギャルドな市教委様が今回こう言っているんだから、尾張旭市の市内小学校の先生方はあの使いにくい振興会の理科ノートを使うのはもうやめましょう。うちのボスの市教委様が使わなくていいっていってんだから、使わなくていいでしょ。あの理科ノートは学閥利権のクソ教材です。もう卒業しましょう。

というわけで、二村商店さんに使いやすい理科ノートのサンプルを市内全学校に入れてもらうように「あさぴい」が手配しときます。来年度、いつもの教材袋に入れてもらいますね。

あぁ、やっとあの理科ノートと離れられると思うとこの上なく自由になった気がします。( ^ω^ )もし市内のどこかの校長が振興会の理科ノートを使えと強要することがあれば、当組合に速やかに教えてください。速攻で対応します。このブログを欠かさずチェックしてくださる「できる校長先生」も増えてきているので、そういうことはしないとは思いますが。