今回のテーマは「なぜ校長は暇そうに見えるのか」という、若干の哲学性を含んだ問いです。
それに対する答えをはじめに示しましょう。
なぜ校長は暇そうに見えるのかというとですね、、、。
「実際に暇だからである」
というのが答えです。身も蓋もないですが、、。
対し、「教頭はなぜ忙しそうに見えるのか」という問いもありますが、その答えも明白であり、「実際に忙しいからというのが」回答です。
なぜ暇なのかというとですね、校長の手元にある仕事を全て現場の職員に押し付けるから、手元に仕事が残らなくなり、暇人になるのです。
まぁ、校長室でのんびりすごしてるか、それはそれで時間が持たなくなるので、ぷらぷらし出すかどちらかです。
僕らは校長を遊ばせるため、即ち「遊び人」にさせるために、勤務時間に終わらない校務分掌仕事をしていたりするのです。
超絶アホくさい話ですよね。校長職は、「学閥」と「教友会(学閥のおこぼれをもらう組織)」が私物化し、内輪でまわしているにすぎません。だから、とんでもないポンコ(省略)、、笑、、いえ、優秀な校長様なんですよっと。(校長になると、毎月の校長手当とボーナスアップで年間130−150万くらいもらえます。遊び人の給料はすごいんですよ!!)
さて、問題を整理しましょう。
1、手元にある仕事を「校務分掌」等の耳障りのいいワードに置き換えて、外注してしまう。
2、外注量は、校長の手元に残らないレベルで行われる。
3、職員が勤務時間に終わらないレベルの校務分掌仕事をしていても、無視して帰る。
4、職員が休憩時間をとれなくても、見て見ぬふりをする。
5、伝票や稟議書は回ってくるが、民間の管理職に比べ量も少なく、責任を負うような厳しい判断を要する伝票など殆どない。
6、現職教育関係や各種レポートは教務や教頭がすでに見たものであり、そもそも感想文レベルのどうでもいい書類を見るだけ。
ま、実際の実務として、書類が回ってはくるが、大半は校務、教務、教頭がチェックした後であり、シビアな判断は殆どない。と言えるでしょう。
反論あるなら教えてください。民間の管理職のように血尿が出てしまうような、シビアな判断を有する伝票や起案は、月に何本くらいあるのでしょうか。
内容も含め、あるなら教えてください。
殆どの書類は、形式上の追認印のような書類ばかりなはずです。というわけで、大した枚数の伝票書類を処理することもなく、のんびりと校長室にいれば、年収1000万円ゲットです。朝の登校指導くらいはしていると思います。職場の友人がよく言っていました。「校長、旗ふり1000万」と。ま、それが校長利権です。
確かに、昔は民間でも管理職は朝出勤したらのんびりコーヒーを読みながら新聞を読んで、ハンコを押すだけで仕事が終わる高度経済成長期のような仕事っぷりもありました。小津安二郎の映画とか見ていると、日本人の上司が滑稽なスーツ姿をして、のんびりと仕事をし、赤提灯をしてベロベロに酔っ払って帰ってくるみたいなザ昭和な姿を見ることができます。「あーこの無能な上司というのは、一種の日本の伝統的なカルチャーだったりするのか」と思ったりもします。しかしですね、今この令和の時代、民間の管理職でこんなザ昭和な姿を見ることは一切ありません。同じ公務員の行政職でもないでしょう。唯一、学校の校長だけが校長利権として、ザ昭和な管理職の過ごし方を維持しているわけです。
民間の1000万プレイヤーの皆さん。是非一度、校長の仕事っぷりを見てみてください。本当に1日ほぼ遊び人で過ごしています。びっくりして、腰抜かしますよ??
私が民間で働いていた時、管理職で個室が与えられるクラスの人たちもいたんですが、、、その前を通る時の、「殺気」「ガチ仕事をしている雰囲気」は、今でも忘れることはありません。彼らは結果を出さないと更迭されてしまうので、とてつもなく仕事をしています。顔つきも真剣そのものです。人生を賭けた戦いをしています。
校長は朝登校し、旗振って後はのんびりお茶でもして思索でもしていれば、勤務アップで終わりです。業務削減や労務管理も真剣に行うこともありません。職員が休憩時間に働いていても、勤務時間に終わっていなくても基本はガン無視です。そういった事態を外部から指摘されてても、「職員が勝手に休憩時間に仕事をしているだけです。勤務時間が終わっても勝手に仕事をしているだけです。」と、鬼畜のような逃げ口上を言っていればことが済むと思っています。こんな舐め腐った仕事を私は他に知りません。
今回は、反論があれば反論してほしいので、組合にまで、連絡してください。校長職はこんなに激務で大変なんだということを知らせてください。もちろん労働基準法や労働安全衛生法をしっかり守って、運営されてるんですよね?
今組合で話をしているのは、「校長に日報をつけてもらう。もしくは、1日の動きの記録をつける」と、いいんじゃないのかなとういうことを話題にしています。なぜ、教員の働き方改革が進まないのかという点において、校長が仕事をしないからということが命題として上がっています。実際の校長の動きっぷりに関し、「質的な研究」を持ってして調査をすれば、これは学術的にも日本全国の学校にとって有益なデータとなるはずです。あ、誰か校長先生で協力したい人いますか?是非日本の教育、ひいては日本の子どもたちの未来のために!!協力してくださる方、お待ちしていますよ。( ^ω^ )
ver.2では、校長が実務をしない違法性について、論じようと思います。校長も「通学団」とか、別にやれる分掌仕事はやってもらえばいいよねっていう話をします。〇〇主任の仕事を手伝ったりね。あさぴいファンの皆さん、待っていてくださいね。( ・∇・)