学校組織論ver2【バックオフィスはなぜ機能しないのか】

  • 2022年12月30日
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前回はこちらを見てください。バックオフィスの問題点として、1、校長が実務をしないこと、2、校長が職員室にいないこと、3、学校教育支援教員に閑職を与えている点を指摘しました。

今回はバックオフィスの一人である、教務主任について話していこうかなと思います。教務主任というのは、職制上私たちと同格です。学年主任や保健主事と同じで、今いるメンバーから校長が任命しているだけに過ぎません。

教務主任の中には、教務主任という立場を勘違いをしている人がいます。自分はこの職場で3番目に偉いんだと。そんな勘違いの教務主任には「いや、お前は別に俺たちと同格だよ?」と指摘してあげる必要があります。校長や教頭は管理職なので、私たち組合の追及を避けることはできません。立場上、法規上も組合というものに対し対峙し、それなりの追及を受けるという使用者ー労働者という構図上にあるわけです。チェックアンドバランスの関係です。

しかし、教務主任は違います。別に使用者側ではありません。むしろ、いち組合員に過ぎません。なので、「管理職ぶった教務主任」という最も惨めで頭の悪い存在になってしまっているのであれば、「違いますよ。あなた平民ですよ。そもそも教務主任なんて、社会的なステータスも何もないし、どっちかっていうと管理職になりたいけどまだなっていない奴隷的ポジションでしょ?」と優しく諭してあげましょう。

なぜ、私がここまで教務主任に対しいいイメージを持っていないのかというと、このポジションの人が余計な仕事を増やしまくってきた、現場の敵であった体験が山ほどあるからです。一度や二度ではありません。山ほどです!!!!

指導案を書いたり、資料を作ったりということを現場で取りまとめるのが教務主任です。この指導案やレポートというのは中身のない形式主義的な形骸化した研修業務です。これをどこまでやらせるのかという計画ー実施はこの教務主任が取りまとめています。極めて主観的に。

・指導案・レポートの書き直しを何度もさせる

・書き直しの根拠が明確ではない

・「ここをもっと深めて書く」とか、時間のかかる意味のない書き直しをさせる

・成績処理の文面でも同じような指摘がされる。

・これらの業務が休憩時間にまたがっていても無視をする。

・勤務時間後にそういった訂正が行われることになっていても無視をする。

管理職からしてみれば、教務主任も現場なので、現場が勝手に残業をしている理論になるのでしょうか。本当に現場の人間が勝手に仕事を増やしている構図に他なりません。

あとは、

・各学年で一人、研究授業をする人を出してください。(生贄方式)

・夏休みに、若手だけ、指導案を書かせて出させる

・成績処理の文面のコピペを認めない。全て一人一人違う文面にさせる。

・校内の研修はスーツ着用!!

働き方改革や労務管理の視点からするとおかしいです。なぜ、学年で一人生贄をださなければならないのか。また、なぜ、夏休みに若手だけ虐めるようなことをするのか。スーツも着用しろ!そしてそれらは業務命令なのか。教務主任は現場の敵であるパターンがであることが多く、むしろ後方支援どころか、後ろから銃を撃ってくるわけです。みなさんも心当たりありますよね?笑

じゃあどういう教務主任が優秀なのかをいいます。

「余計なこと(指導案作成・レポート作成・成績の直し)を減らそうとする教務主任」

しかし、無能な教務主任は増やそうとします。働き方改革の通知文すら読んでいない同じ現場連中が、勝手に仕事を増やそうとするのです。

それにしても、そういった余計な仕事をなぜ校長が容認するのか、いつも疑問が残ります。自分が校長であれば、学年に一人指導案を書けなんていうことは容認しません。なぜなら、超勤四項目に該当しないので、割り振れないからです。労働基準法も教員は適用されています。最悪大人の事情で出すことになったとしても、新人の人1人、あとは教務主任にやらせて合計2人で終わりでいいと思います。なんで、こんな危険なことをするのか理解に苦しみます。違法残業を命じてるのと同義です。

この現職教育は「教員のシゴキ」でやられている見方もできます。昔私もやらされたからお前もやれと。

という感じでですね、教務主任はバックオフィスでヤバいやつだということで間違いはないです。仕事を減らすどころか増やして引っ掻き回すので。要注意です。

逆に言えば、仕事を減らせば拍手喝采で超有能な教務主任になれるわけです。そういう視点に立って欲しいですが。

まとめると、

【問題4】
教務主任が勝手に指導案作成・レポート・成績処理の仕事を増やす。
この教務主任の仕事も一度、精査される必要があると思います。最後に、この教務主任の後ろで「校長がやらせている」というパターンも結構あるので、私たちも洞察する必要があります。こと意地の悪い校長は、労務管理や業務削減はできないくせに、指導案で引っ掻き回すということをよくやります。特に女性の校長先生、、、。それで、組合がこれは勤務時間に終わるかどうか追及すると、もう嘘つき・ごまかしのオンパレードになるわけで笑 アルアルなので、書いておきます。

 

ver3はスクールサポートスタッフ(SSS)について述べようと思います。お待ちください。

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