今流行りのchatGPTを少しだけかじってみました。chatGPTとは、AIが文章を書いてくれるアレです。簡単なプログラミングもできます。高度なことも指令の出し方を工夫したり、再加工すれば、可能みたいです。さすが今世の中がこれ一色になっているだけあって、すごい技術革新です。
簡単なのはLINEに「AIチャットくん」を友達登録して、ざっと質問するだけでできます。1日5回までは無料でそれ以上は課金制になっています。
じゃあ、まずは読書感想文をやらせてみようと思います。私の大好きな「エルマーの冒険」です。ちょうど小学3年生くらいのときに、大好きで読んでいました。とても懐かしいです。
これを読んだ感想を「AIチャットくん」に吐き出させようと思います。それじゃあ、いきますね。
でてきましたよっ。なんかテンプレっぽい感想文です。私ならこの文章の使えるところだけを拾っていき、自らの体験を書き足して、宿題の感想文は終わりにします。
しかし、あることに気がつきました。これは、「エルマーの冒険」ではなく「ぞうのエルマー」の感想文です。これを間違って提出したら、えらいことです。
これは、似ているけど間違っている典型的なパターンです。おばあちゃんに、「ポテトチップス」を買ってきてと言ったら「カニチップ」を買ってきて喧嘩になるパターンと同じです。もしくは、誕生日プレゼントにゲームカセットの「マリオランド」を買ってとおじいちゃんに頼んだら、「ワリオランド」を買って来て、部屋にこもって一人で泣くみたいな。そういうヒューマンエラーをAIが起こしています。もはやこの人間味も計画的にcopyされてしまっているのか!?人間のおっちょこちょいというエラーも、ランダム関数を取り入れて再現しているのだろうか。いや、考え過ぎでしょう。笑
さて、次が本丸です。ちょっと前に卒業式がありましたよね。その中で校長先生がお祝いの言葉を卒業生に向かって投げかけますよね。それを、AIに考えさせましょう。・・・15秒後
うーん。60点ってところでしょうか。この文章をもう少し表現豊かにし、時事ネタをちょっと加味して終わりにしたらどうでしょうか。今なら無難にWBCで日本が勝った話とかでいいんじゃないですかね。卒業式のお祝いネタは時事のスポーツネタが鉄板です。今までに何度メジャーリーグで挑戦していたイチローの話をこういったスピーチで聞かされてきたか笑。皆さんも、心当たりがあると思います。というわけで、この文章を元に10分もあれば、卒業式でのお祝いの言葉も完成してしまうわけです。
どうせ卒業式の校長の話なんて、誰も聞いていませんし、こんなもの早く終えるが勝ちなのでしょう。
しかし、私は思うのです。本当に文章が好きな人であれば、文章を生み出すことにプライドを持っているはずであり、そもそもド定番のスポーツの時事ネタなんかをスピーチにぶち込むようなダサい行為はしないと思うのです。テキストと対峙し、長い時間過ごして来た過去はあなた自身の礎です。「いまさらお前はこんなベタな野球の引用に逃げるのか。ましてやお前はイチローでもなんでもないじゃないか。」と、心の中のもう一人の自分に強襲安打されそうです。笑
結局のところ、言葉を扱う者のプライドの問題であり、AIを使おうが陳腐な表現に逃げようが根幹は同じことです。そういう意味において言及するのであれば、校長の話はChatGPTで事足りるわけです。全て代替できると思います。夏休み前の話もAIに考えてもらえばいいでしょう。