令和5年度市内小中学校の勤怠結果

  • 2024年5月29日
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昨年度、市内12校の勤怠結果が分かりましたので、皆様に報告したいと思います。

まず、勤怠結果を皆様にお伝えする前に原則として、
・私たち教員は、残業できる契約ではない

・定時出勤、定時退勤、休憩時間は100パーセント取得というのがルール

であることを、重ねて抑えておきたいです。無知な校長がよく主張する調整手当をもらっているから、教員は残業できる、残業させてもいい」というのは、完全なミスリードであり、間違った解釈です。教員は原則残業・早出はできないのです。したとしても、早急な振替が必要です。

なので、勤怠結果で残業していれば、それは全て違法残業です。典型的な間違った校長の主張があるのですが、それは「私は命じていない。」という逃げ回答です。命じていなくても、包括的に業務を与えている時点で業務命令とみなされます。それは校務分掌でも学年分掌でも教育課程に準じた教育実践でも同じこと。勝手に教員が残っていると主張するのであれば、それはプライベートの時間に学校に「勝手に」残っていることになるので、帰宅させるべきであるはずです。プライベートの時間の浪費のために、学校の光熱費が使われることは許されることではありません。

そして、「私は命じていない」理論で逃げようとする校長ははっきりといいますが、人格的にクズです。そう思いませんか?どの職場においても、労務管理というのは、管理職の最も根幹的な仕事であります。しかも、今は勤怠システムで、情報がはねかえっているのにもなにもしないわけですから、管理職の仕事を放棄しています。

要は本来、管理職は必ず教員を定時で帰宅させなければならないのです。勝手に教員が残って残業をしているから私たちは関係ないというスタンスは許されるべきではありません。在校時間の概念でそういった逃げ口上も封殺されています。勤怠データでアウトならアウトですよ。速やかに反省して良い職場作りをしていってください。

さて、勤怠結果を発表したいと思います。勤怠が良好な学校から、発表します。R5年度版の総結果です。

[小学校]

1位 旭小学校

2位 城山小学校

3位 三郷小学校

4位 渋川小学校

5位、旭丘小学校

6位、7位、8位、9位 省略

[中学校]

1位 西中学校

2位 3位 省略

 

どの小中学校も、年間360時間を超えている教員が多くいます。なぜ、これが許されるのでしょうか。そして、なぜ校長・市教委は見て見ぬフリをするのでしょうか。違法残業の放置他なりません。今は法規化されて、尾張旭市の規則になっています。

第33条 教育委員会は、公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法(昭和46年法律第77号)第2条に規定する教育職員(以下「教育職員」という。)の健康及び福祉の確保を図ることにより学校教育の水準の維持向上に資するよう、その所管に属する学校の教育職員が業務を行う時間(同法第7条の指針に規定する在校等時間をいう。以下同じ。)から所定の勤務時間(同法第6条第3項各号に掲げる日(代休日が指定された日を除く。)以外の日における正規の勤務時間をいう。以下同じ。)を除いた時間を次に掲げる時間の上限の範囲内とするため、教育職員の業務量の適切な管理を行う。

(1) 1か月について45時間

(2) 1年について360時間

ん?これは、「教育委員会は」という主語で明記されてますよね。てことは、規則上、校長が労務管理するつもりがないのであれば、やっぱり市教委が指導しないといけないわけですよ。管理指導主事もしくは、教育部長、教育長あたりが出てこないといけないんじゃないですか?一般の指導主事に校長は指導できませんので。

そして、一体何年同じことこ繰り返しているのでしょうか。校長はなぜ、労務改善を進めないのか。この状態は違法であるとずっとお伝えしています。もっと言えば、学校を監督する「管理指導主事」のみならず、この勤怠データを毎月見ている「教育長」、さらに、学校全体の労務の責任がある「市長」も責任があるはずです。

来年自分が異動するのであれば、このランクを元に学校を希望してみてください。ところで、昔某勤怠の悪い校長と組合の代表として話をしたことがあるのですが、「うちの学校が勤怠が悪くて来たくないなら、市教委に言ってうちの学校以外のところに行ってくれ」と言われました。笑なので、まぁその通りに市教委に希望を言いましょう。あさぴいのランクの上位に載っているところがいいと。そして、今疑問に思いました。悪い勤怠を放置している市教委も責任があると思うんですよね。とすれば、勤怠の良い学校を希望しているのに、勤怠の悪い学校に飛ばされるというのは、安全配慮義務違反じゃないのでしょうか。違法残業させられることが、予見できますよね。ましてや、そこで体を壊してしまったら、やはり上層部に責任追及する余地はあるはず。というのをメモ書きして、今回は終えましょう。

 

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