異動時に個人の名前が出ないようにしよう

  • 2024年7月3日
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私たち教員は、異動時に新聞に自分の名前がでます。どこの学校からどこの学校に異動したのかもわかります。「あの先生は今どこにいるのだろうか」と、中日新聞を見て教師の異動に関心を寄せる家庭も少なくないでしょう。こういった人事異動は子供よりも関係のない保護者の方が興味を持っていたりします。ゴシップ雑誌のような感覚で見ているのかもしれません。

さて、このマスコミへの異動時の名前公開に関しては、拒否することができます。

どうすればいいのかというと、校長にやめてくれと言うだけです。

特に、女性の先生方とか名前と働き場所を積極的に公開すると言うことに関して、抵抗感がある方も少なくありません。また、例えば〇〇中学校にあの先生は異動になったという情報によっていつ自宅を空けるのか等、推測され泥棒に入りやすくなったりもするのかもしれません。ストーカーなどの付き纏いの問題のきっかけになるのかもしれません。

さて、今回はそういった無意味な新聞マスコミへの公開を無くそうという動きがでてきました。

と、広島市は、報道機関への公表の対象を管理職以上に限定するように県教委と協議するとあります。弊市も同じように組合として要望してみようと思います。

あとは、実は個人情報保護の観点からいうと、愛知県振興会というところが、毎年愛知県の教職員関係の名簿を作り販売しています。

実は、ここに名前を載せることも拒絶することができます!!

どうすればいいのかというと、校長にやめてくれと言うだけです。

載せていいのかというときかれることもありますが、きかれないこともあります。まぁこの名簿冊子が振興会にとっては、金になるわけです。一冊、いくらだったかな。結構な値段がします。これを、愛知県全域の小中学校はすべて購入することが通例になっています。なので、もともと学閥の人たちが作ったと言われる振興会(今でも学閥の元校長が天下って雇用されています。)の儲けとして、私たちの情報が勝手に活用されていたりもするわけで。

組合としてこの冊子に個人情報を載せることに関して、もう一度しっかりと同意を得るように市教委に働きかけていきたいと思っています。振興会というのは関係のない第三者にしか過ぎません。いくら退職校長が天下っていくとはいってもね。また、毎年理科ノートという素人が作った感丸出しの教材を市費で振興会から大量購入していたりもします。学閥でも校長でもない私たち一般教員は振興会たるものに対し、付き合っていく利益が微塵もないわけです。こういった利権に対し、NOを言っていくことも大切かなと思うわけです。

しかし、校長職になれば「上がり職」なので、振興会システムは維持が好ましいということになるわけです。利権とはそういうことです。まともな論議が通じません。そういった、事情は各種の研究会も同義です。無意味だとわかっていても、ひたすら現状維持に拘ります。教務主任や校務主任あたりも、結局は「校長になりたいマン」なので、変えようとする雰囲気すらも出しません。「こんなクソみたな理科ノートつかえるかよ!」、「意味のない研究会なんてクソったれだ」と訴える教務主任や校務主任は出てこないものでしょうか。