悪名高き「理科ノート」が駆逐されました

  • 2025年1月12日
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悪名高き「理科ノート」が任意となり、使う必要がなくなりました。理科ノートというのは何かというと、振興会という公益財団法人が作った理科の教材ノートのことです。

組合は、市教委に対し、何度も理科ノートの廃止を訴えてきました。数ヶ月前には、理科ノートのサンプルを数冊持参し、直談判してきました。やっと、この理科ノートが廃止されたというわけです。

 

この理科ノートの問題点を列挙します。

1、カラー印刷ではなく、写真もない

2、教材作成について知識を持たないずぶのど素人である教員がそれぞれ分担して、書き上げた同人誌的教材である

3、振興会という任意団体の利益になる

4、この振興会という団体は、学閥の退職校長を3名程度天下り先として取り込んでおり、校長会に買うように営業活動をしている

5、振興会のやっていることは実質的な営利団体と変わりない

なので、利権絡みの振興会発行且つ素人教員が片手間に作ったというのが「理科ノート」ということです。

うちの市は年初一括して市が理科ノートを買って、配布していたので、それがなくなったということは、

1、無駄な市費が浮いた

2、振興会という、天下り先にお金を自動的に落とすこともなくなった

3、教員が教材選択の自由を得ることができた

という、利権ざまーみろ的な結論に落ち着きました。

まだ振興会の発行のものは、健康手帳や日誌(夏や冬の宿題)もあるので、この辺もメスをいれていきたいですね。日誌についても、業者からサンプルを取り寄せて、廃止に向けて取り組もうと思います。

市費が浮くのはいいことです。浮いた分、違うところに市費を投入できます。今後うちの市でも、退職校長に対して、楽な仕事を用意し天下り先として市費を使って雇用しているという実態があるので、いずれこの辺もメスをいれていきたいですね。

ICT支援教員という他市にはない無駄の塊のような仕事に対し、年間500万−600万程度コストがかかっているのは大問題だと思います。また、教育研究所にいる元校長達も一度精査が必要かと(以前ブログで書きましたが、彼ら元校長が、研究員に相応しい知識や教養があるとは到底思えません。)ICT支援教員に関しては、ICTの知識も若手連中よりも圧倒的に低く、浅い知識で誰も読まないゴミみたいなレポートを絶賛量産中で、市内のイントラにあげてドヤ顔をしているだけの実態です。60を超えたロートルに無駄な気ばかりをつかわせられるだけ。こんなものに市費が年間500万−600万程度投入されているわけです。もう2年間はこの仕事で雇用しているので1000万はこのゴミ論文仕事に市費を投入したわけです。(組合は昨年もこの問題について、市教委に申し上げていますが、、無視ですね。自分たちの利権のことは、好き勝手やるくせに、僕らの希望は門前払いです。この辺が腐ってます。)文句があるなら、彼が作ったレポートをネットにあげて、全国からアクセスできるようにしましょうよ。そして、それが1000万の価値があるのかどうか、プロ市民の方々に精査してもらいましょうよ。

なぜ、こういった天下りを市教委すなわち指導主事は斡旋していくのか。それは自分たちも同じように天下りをしたいといった疾しい動機や自分たちも校長に上がって楽をしていきたいという利己的な利益追求に他なりません。管理指導主事や指導主事達には、ヒラメ精神を捨てて、公益となる仕事をしていってもらいたものですね。

今後、ICT支援教員の廃止、教育研究員の縮小・見直し、退職校長を優先して仕事を斡旋することの禁止=ヒラの教員もフェアに市費で雇うことを追求・要望していこうと思います。あとは、学閥の問題も結論を得ていないので、こちらも調査・回答させようと思います。

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