市内の小学校では毎年大量の折り鶴を授業中に製作しています。それって一体なんだろうという質問が組合に寄せられました。大手組合の反戦教育に使われるとかなんとか、根拠のない噂も広まっています。それで市教委に聞いてきたのでそのままお伝えします。
まず、福祉課が学校に依頼するそうです。そして、各小学校が大量の折り鶴を折ります。その後、その折り鶴は中学校に渡ります。中学校では大量の折り鶴に糸を通す作業があり、それで完成です。
結局その大量の折り鶴がどこに行くのかというと、毎年ですね、市長が広島の式典に持参しているそうです。みなさん、知っていましたか?
この折り鶴問題は「もうそういうもんだ」と市に定着してしまっているのと、一応「反戦・平和」がテーマなので、折り鶴なんて必要ないじゃん的な追求をし辛い感じですかね。
でもまぁあえて問題点をいうなら、
1、教育課程に折り鶴教育はあるのか。
2、折り鶴をつくることは学習として適切か。
3、結局、市内の小学校で「折り鶴担当教員」が分掌として、作られ充てられる。(校長のところに依頼された仕事は、校長自身が受けもたずに、全振りする問題。本来福祉課からの依頼の分掌仕事は管理職がやってもいいわけである。)
5、中学校の活動はごく一部がやっているにすぎない。(折り鶴の糸通しはごく数名の活動で事足りる。)
以上のことは、平和教育の一環として私たち教員は知っておくべきことだと思います。この件に関しては、本ブログでは良いも悪いも言及していませんので、その点ご理解下さいませ。市長の持参品になっていたなんて、知らなかったです!