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民間の会社では使用者側に労働上の違反行為があれば労働基準監督署に訴えることができるわけですが、私たち公務員は行政官庁が窓口になります。尾張旭市内の小中学校の校長は労務管理を真剣にしておらず、あまりに労働法上の違反行為が多いので、組合は市長宛に違反申告をしています。それで、その度に教育政策課がでっち上げの回答を作り、こちらに送付してくるわけです。(当初秘書課に申告書を持参しましたが、ここが窓口ではないと返却され、教育政策課が受理するという形になりました。)
今回、これが3回目となり、教育政策課の課長と話をする機会を得ました。話の内容をまとめると、
1.労働基準監督署も個別に書面で回答していないので、私たちもする必要はない
2.今後労働基準監督署のように、是正に向けて取り組んでいく
ということでした。まぁ、確かに労働基準監督署に助言を求め、それに準じたことをしようとするのは理解出来ます。違反申告をしているので、それは当然です。やっと書面上の回答から脱却し、次の「実務として改善を図る」というところまできました。
そして、教育政策課の課長との話の中で疑問に思ったことは、
1、いち課長が労働基準監督官のようなクオリティで本当に仕事をできるのか。そもそも職制上、課長職レベルである校長を指導できるのは市教委の教育長や部長であるのではないか。
2、部長、教育長と話をさせてくれと言っても全然繋ごうとせず、労働基準監督署の代替機関としての意識が低く、会話が成り立っていなかったという点。要は、労働基準監督官としての立場から話をしないといけないのでは?
3、教員は調整手当が出ているから残業をさせても良いと定番のミスリードをしていたり、このレベルの人たちが本当に労働基準監督署の代替機関として機能していくのかという不安を感じた。
4、労働法がわからないのによく回答を作れたなという疑問(だから回答も全く答えていないし、具体的な対策は何もしてこなかった)と、実は行政上がりの部長も教育長も教員の労働法関連については無知なのではないか、だから私たちとの会談を避けているのではないかという疑問が生じた。
特に教育長なんかは、ずっと市との職場交渉の際に同席を願っているのですが、色々と屁理屈を捏ねて、同席してくれません。他の市町の教育長も出てないから俺も出なくていいでしょとか、言ってます。
いつも最終責任者が不在のまま、交渉がされるので、指導主事達は困ってます。最近、教育長は色々な学校に顔を出して、わたしたち教員のことを知っていきたいというムーブメントをかましていますが、私たち組合と話せば、現行の問題点はすべて細かく分かるのに、組合と向き合うことから逃げてます。本質的な問題は見たくないわけです。
まぁ、誠意がないのでしょう。そんな状態が続いているのが、違反申告に至っている一因でもあります。教育長はそろそろ自らの行動を省みるべきではないでしょうか。
まだ労働基準監督署の代替機関としての教育政策課の仕事はスタートしたばかりなので、しっかりと仕事をするようにこちらも適宜アドバイスをしていこうかなと思います。やっとやる気を出してくれた教育政策課を見守っていきましょう。